こうして急な展開で訪れた退院日。
タクシーかバスかで迷い、バスで帰ることに。
新生児を公共交通機関に乗せることに不安もありましたが、先生にも問題ないと言われたので決めました。
この日は病室までは入らず、入り口で看護師さんに、退院用に持ってきた衣類を渡し、待合室で待っていました。
しばらくすると、着替えさせてもらった息子が看護師さんに抱かれて現れました。
「退院おめでとうございます!頑張ってくださいね。」
そう言われて受け取った息子は、病室で見るよりも小さく見えて、抱っこするのもドキドキでした。
初めて生で息子を見る実母は、かわいいと喜んでくれました。
いざ、帰宅
待合室でおくるみを着させて、買ったばかりでまったく使い方がわからない抱っこ紐をもたつきながらなんとか装着して、いざ、バスへ。
寝ていてくれたので、起こさないように、おくるみが顔にかからないように、転ばないように、落とさないように……いろいろ気をつけ過ぎて、家に着いた時には腕がパンパンでした…。(水平に寝かせるタイプの抱っこ紐だったので、ずっと支えてた。)
バスで泣いたらどうしよう、とか考えていたけれど、結局は帰り着いてもまだ寝ていてくれて、とても助かりました。
こうして無事に退院した息子との生活がスタートしたのです。