前日の誘発分娩準備を経て、翌日、促進剤はお昼前から始めるとのことだったので、朝食はいつも通り食べました。(妊娠糖尿病なので食前後の血糖値測定、インスリンはこの時ももちろんしました。)
朝の時点でバルーン効果か、子宮口は3センチまで開いていました。
ここでバルーンはもう大丈夫ということで取り出し、あとは陣痛を待つ感じになりました。
NSTは変わらずつけていて、赤ちゃんの状態に異変がないか自分でもチェックできました。
そして、予定よりだいぶ早めに促進剤を投与するための点滴と水分補給の点滴をセットされ、いよいよ促進剤開始。
促進剤はいきなりたくさん投与すると異変が起きる可能性もあるので、30分ごとに様子を見つつ量を増やすということで、はじめはごく少量から点滴が始まりました。
少量だとぜんぜん陣痛が来る気配もなく、トイレに行く時に点滴を連れて行くのが厄介なくらいで、余裕に過ごしていました。
たびたび先生が往診に来て、子宮口を確認したり、内診グリグリしたり…その時だけ痛いので涙でした…。
促進剤を開始して1時間ほどで、お腹が軽く張り始めたのですが、それでもまだまだ余裕。
2時間ほどで微弱ながら陣痛が始まってきました。
それでもこの時はまだ、お昼ごはん食べられるな〜なんて悠長に構えていました。
そのタイミングでまたもや内診グリグリ!(激痛!!!)
先生の「今日中に産もう!」という気迫が感じられました…。
促進剤開始から2時間半経つ頃、内診グリグリをきっかけに微弱だった陣痛もいっきに進み、開始から3時間経つ頃にはいよいよ陣痛が本格的になってきて、話すこともできないくらいになりました。(結局お昼ごはん食べられず…。)
そして促進剤開始から4時間経つあたりで、分娩室へ移動することに。
促進剤は効き始めるといっきにくるので、もう分娩室に移動する少しの距離も本当につらく、点滴につかまりながらのそのそ歩いて行きました。
分娩台になんとか上がったものの、もう子宮口も開いていてだいぶお産も進んできているはずなのに、肝心の赤ちゃんがなかなかおりてこず…。
でも促進剤がどんどん効いてきているので、私は呼吸を整えるので精一杯で、水分すら摂れず…。(助産師さんが点滴で水分を補給してくれました。)
まだまだ赤ちゃんのほうはお腹にいたかったのか、おりてこないので、助産師さんがお腹の上に乗って押して(これが痛い!!)またさらに陣痛が強烈になりました。
それでもなかなかいきむまでに至らず、私も陣痛と陣痛の合間に意識が飛びはじめ…(1人目の時も前駆陣痛が長く寝不足だったので、陣痛の合間に途切れ途切れ寝てました…。)
そして分娩台に移って2時間経つ頃に、ようやくいきむことができたのですが、なんと赤ちゃんがまさかの迷子!!
赤ちゃんは産まれる時にお腹の中を回りつつ出てくるそうですが、稀にその向きが反対だったり、うまく回ることができなかったりで、なかなか出てこられない赤ちゃんもいるそうです。
「回旋異常」というこの状態、安産教室でその話は聞いていたのですが、まさか自分の赤ちゃんがそうなるとは…。泣
助産師さんに「お母さんが反対向いたほうが赤ちゃん出てこられるかも!」と言われ、分娩台に上がってからずっと同じ向きでいた私も、頑張って向きを変えてみました。
するといっきに赤ちゃんもおりてきて(さすが助産師さんすごい!!)いよいよ!となったのですが、もう私も赤ちゃんも少し苦しくなっていたのもあり、最後は少しだけ吸引分娩となり、なんとか産むことができました。
こうして、無事に第二子となる娘、誕生です。
促進剤開始から、約6時間後のことでした。