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いつも通り妊婦健診に行くと、主治医に、他の先生のエコーを受けるように言われました。
なんでもその先生は、インスリンと胎児の関係性を研究されているそうで、データとして私のようにインスリンを使用している妊婦のエコーをみたいのだそうです。
私は、ゆっくりエコーがみられるのならラッキー♪と軽い気持ちで臨みました。
先生は外部から来られた方で、もちろん初対面でしたが、とても気さくでおもしろい先生でした。
エコー中も赤ちゃんの説明をしつつゆっくり見させてくれ、普段の妊婦健診と比べるととても長くたくさんお腹の赤ちゃんが見られてうれしかったのですが、エコーが始まって少し経つと、先生の口数も減り、表情も少しかたく感じ、違和感を覚えました。
何かありましたか?と聞くと、先生も、うーん…となりながら、
「赤ちゃんの腸のあたりが浮腫んでるのか、詰まってるのか、へその緒が浮腫んでいるのか、そんな感じがある。」
…??!
へその緒の浮腫みや赤ちゃんの腸の異常なんて今までの健診でなにも指摘されてこなかったのに、まさかこんな妊娠後期になって、しかも主治医でない先生からの一言が衝撃的すぎました。
赤ちゃんの性別をたずねられ、前回の健診で"たぶん女の子"と言われていたのでそう答えると、女の子の場合なら卵巣の腫れかも…と言われたのですが、エコーだけでははっきりわからないとのこと。
妊娠週数的にも早めがいいということで、翌週に急遽、胎児MRIを受けることになりました…。
MRIを受けたところで確実に原因がわかるわけではないとのことだったのですが、もしわかれば安心するだろうとの先生の勧めもあり、私もそれに納得しました。
その後、主治医とも話し、前回までのエコーでは異常は見られなかったと言われました。
妊娠後期にへその緒の浮腫みなど指摘されることも稀にあるとのことでした。
妊娠糖尿病にはなったものの、まさかここに来てこんな展開になるとは思ってもいなかったので、この日はすさまじい衝撃の中、帰路に着きました…。