ひとまず入院して様子を見ていた娘ですが、入院後に出た熱がなかなか下がらず…。
だからと言って、血液検査やインフルエンザの検査で引っかかる部分もないので、やはりお腹にある嚢胞のせいなのではないか、ということでした。
でもすぐに手術とはならず、もう少し様子を見て、熱が下がるのを待ちたいとのこと。
嚢胞を取らなければ熱が下がらないと判断されれば、手術をすることになると言われました。
幸い娘は、吐き戻しは多いものの母乳をしっかり飲み、けっこう大きめの赤ちゃんだったので、手術に耐えうるだけの体格だと言ってもらえました。
そんな娘も、もう嘔吐はしないものの胃腸炎の疑いが晴れないこともあり、入院してからはなにも飲まず食わず(点滴で水分は最低限摂っていましたが…)だったので、少しずつ体重も減っていき…。
ただ、熱は38度台をキープしていたものの、赤ちゃんはもともとの体温が高いので38度ならそこまでつらくないと看護師さんから聞き、少し安心しました。
そうは言っても、原因ははっきりしないままだし、面会に行っても授乳することもできずだし、入院前にはたくさん笑顔をふりまくようになっていた娘はすっかり無表情になってしまい、なんだか悲しくて寂しかったです。
授乳できないので、お腹が空いて泣いてもおしゃぶりをくわえさせてその場をしのぎました。
軽く抱っこしたり、持って行ったおもちゃで遊んだり、そうこうしているうちにウトウト眠りにつくので、私は娘が寝入ったのを見計らって面会を終えていました。
ちなみに入院3日目頃には、個室から小児病棟の相部屋に移動していました。
同じ部屋には、娘よりも大きいお友達が入院していたので、夜泣きとか申し訳ないな、という気持ちになると同時に、赤ちゃんなのにここで入院してていいんだ!と少しびっくりしました。
そんな感じで入院してからあまり状況が変わらないままだったのですが、入院後約1週間で、熱も続くし、検査はなにも引っかからないので、いよいよ手術に踏み切ろう!という話に。
私もできればこのまま手術してほしいと思っていたので、不安はあるものの、その決断はありがたかったです。
手術は全身麻酔で行うので、麻酔科の先生の説明を受けたり、術後の痛み止めの説明を受けたり、万が一のトラブルの説明も受けたり、いろいろな同意書にサインをしたり…。
こんな小さい体で、私も経験したことのない全身麻酔での手術…。
考えただけでこわかったですが、ずっとお腹の中に謎の嚢胞があることも気がかりだったので、スッキリしたい気持ちも大きかったです。
そしてついに手術の日を迎えるのでした…。