こうして不安を抱えたままとはなったものの、娘は退院の日を迎えることができました。
生まれてから、約2週間後の退院でした。
結局、お腹の中にある腫瘍がなんなのかわからないままで、本当にこのまま退院してしまって大丈夫なのか、退院したらいきなりものすごく体調が悪くなったらどうしよう…と、いろいろ考えてしまいましたが、それでも、新生児のうちに上の子に会わせてあげたい!!という気持ちのほうが大きかった気がします。
私が入院中も弱音を吐かずに頑張ってくれたお兄ちゃんに、たった1ヶ月しかない貴重な新生児期の妹を見せてあげたい!と思いました。
それが叶ったのは、とてもうれしかったです。
家に着いて、初めて間近で赤ちゃんを見る息子は、少し恥ずかしそうで、不思議そうで、でもうれしそうに見えました。
横に寝転がってじっくり観察したり、ちょっと触ってみたり、おしゃぶりをくわえさせてあげたり…なんだかさっそくお兄ちゃんらしくお世話をしてくれたのはびっくりしたし、微笑ましかったです(笑)
こうして、娘も含めた生活がいよいよスタートしたのでした。