6回食で思うように血糖値の上昇を抑えきることができず、ついにインスリンを開始することに…。
とは言え、私の場合はオーバーしている血糖値がそこまで高くなく、かつ、いつもオーバーするわけではなかったので、先生も迷っている様子でした。
ただ、もし今回インスリンを始めずに退院して、その後やっぱりインスリンが必要となった時に、もう1度入院しなくてはならない(自己注射の手技を練習するため)と聞き、それならもう始めよう!と決めました。
インスリンにはいくつか種類があるのですが、私が使用したのは"ノボラピッド注フレックスタッチ"というものでした。
これは食前に注射するタイプのインスリンで、どれくらいの単位(1回に打つインスリンの量)を打つかは、もちろん先生から指示されました。
私の場合はオーバーしている血糖値がそこまで高いわけではなかったので、朝と夜の食前に1単位ずつ打つことになりました。
打つタイミングは食前の、もう目の前にごはんがある状態になってからにするように言われました。
あまり早く打ちすぎて低血糖になるのを防ぐためです。(そんなに即効性があるわけではないのですが、念のため。)
初めて打つ前には、薬剤師の方と練習をしました。
インスリンはお肉をつまんで打つので、お腹に打つ方が多いそうですが、妊婦の場合はお腹がパンパンになってくるので、太ももに打つことにしました。(お肉がつまめれば二の腕などでもいいそうですが、打ちやすさでお腹か太ももがほとんどだそうです。)
練習を終えたら薬剤師さんの前で初めて打ってみたのですが、いやーこわい!!!
針は本当に細いのですが、自分で自分に注射するなんて考えただけで痛くて…。泣
うまく打てた時はぜんぜん痛みもなかったですが、たまに失敗?してチクっとしたり、出血することもありました…。
いつも同じところに打つとその部分の皮膚が硬くなってしまうそうで、毎回少しずつ場所をずらしたり、左右順番にしたりして打ちました。
でも毛細血管を傷つけてしまったのが、気づいたら太ももはアザだらけに…。泣(出産後に助産師さんに、これどうしたの?と聞かれるほど大きなアザもありました…。)
自己注射は、入院中は慣れるまで先生や看護師さんが手順を見てくれていたので安心でした。
退院後は自分でやっていくしかないので、疑問に思うことがあったら入院中にしっかり聞いておくことが大事です!(退院しても糖尿内科には通うので、わからないことを聞く機会はあります。)
インスリンを処方されると、ブドウ糖を少しもらうことができます。(私がもらったのは粉末タイプでした。)
ブドウ糖は低血糖になった時に使用するのですが、もし持ち歩いていない時に低血糖の症状が出た場合は、オレンジジュースや飴などでも代用できるそうです。
幸い私は低血糖の症状が出ることはなかったのですが、いつ起こってもおかしくないように、インスリンを使用している間は常にブドウ糖を持ち歩いていました。
血糖値測定器にインスリンにブドウ糖…。
退院後はどこか出かけるのにも荷物が一段と増えたのが地味にめんどくさかったです…。